ISO9001・14001の規格、無料で読める?ちょっと見てみたい方に入手方法と活用のポイントを解説!

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ISO9001やISO14001の認証取得を目指す企業にとって、規格の入手は最初のステップです。しかし、「どこで手に入るの?」「無料で見られるの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。本記事では、ISO規格の入手方法と、その活用のポイントを解説します。

ISO規格はどこで購入できる?

ISO規格は、以下の方法で入手できます。

日本規格協会(JSA)

日本国内でISO規格を購入する場合、**日本規格協会(JSA)**の公式サイト(https://webdesk.jsa.or.jp/)が最も一般的な購入先です。JIS Q 9001(ISO9001の日本語版)やJIS Q 14001(ISO14001の日本語版)を購入できます。

ISO公式サイト

国際標準化機構(ISO)の公式サイト(https://www.iso.org/)では、原文(英語版)を購入できます。英語での原文を参照したい場合に便利です。

各国の標準化機関

各国の標準化機関(例えば、米国のANSIや英国のBSIなど)からも購入可能です。特に、海外向けのビジネスを展開する企業は、各国の解釈を確認するのも有効です。

無料でISO規格を読む方法はある?

ISO規格は原則として有料ですが、一部を無料で閲覧する方法もあります。

📌 JISの閲覧サービス(日本語版)

日本工業標準調査会(JISC)のサイトでは、JIS規格の本文を無料で閲覧できる場合があります(ダウンロードや印刷は不可)。JIS Q 9001(ISO9001の日本版)も対象になっています。
👉 https://www.jisc.go.jp/

📌 ライブラリーや企業の社内閲覧

大学図書館や企業の技術ライブラリーなどでは、ISO規格の閲覧が可能な場合があります。企業によっては、認証取得を検討する際に規格を備えていることもあります。

規格を手に入れたら? 活用のポイント

規格を購入したら、以下のポイントを意識して活用しましょう。

🔹 キーワードを押さえる

ISO9001なら「顧客満足」「リスク」「プロセスアプローチ」「顧客満足」、ISO14001なら「環境側面」「ライフサイクル思考」など、ISOならではのキーワードや重要な概念を注目しながら読み込んでみましょう。

🔹 付属の解説書やガイドラインも活用する

ISO9001やISO14001には、具体的な解釈を補足するためのガイドライン(ISO9000、ISO14004など)があります。規格と併せて活用すると理解が深まります。

🔹 専門家のサポートを検討する

規格の内容は専門的で難解な部分もあるため、コンサルタントやセミナーを活用するのも有効です。特に、初めて認証を取得する場合は、適切な導入計画を立てるためのアドバイスが役立ちます。


まとめ

ISO9001やISO14001の規格は、日本規格協会(JSA)やISO公式サイトなどで購入できます。また、一部のJIS規格は無料閲覧が可能です。規格を手に入れたら、ポイントを押さえて効果的に活用し、スムーズな認証取得を目指しましょう!

📢 ISOの導入を検討中の方へ

規格の理解や認証取得の進め方に不安がある方は、お気軽にご相談ください!💡

この記事を書いた人Wrote this article

森田 康之

森田 康之

ISO9001の審査員として活動中。中小企業診断士、ISO14001の審査員補の資格を保有。企業にフィットしたISOシステム「みのたけISO」を構築するため支援を提供する。

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