みのたけISOについて
みのたけISOコンサルは、小規模から中堅規模の事業者様を対象に、事業者様の実情に合ったISOシステムの構築をサポートするサービスです。無理のない運用を目指し、認証取得のプロセスを一緒に進めてまいります。
北海道札幌市で経営支援を行う個人事業「森田経営診断サービス」が提供しています。当事業所の代表はISO審査の実務者で、数多くの審査実績を持っています。
サービスの背景
ISOの審査現場では、企業が作成した品質マニュアルに記載されたルールが実際に運用されていない場面をよく目にします。これが場合によっては「不適合」と判定される審査NGに該当することもありますが、実質的には品質維持に大きな影響を与えないケースも少なくありません。こうした「必ずしもルール化する必要がない内容」が多い現状に課題認識を持ち、このサービスを立ち上げました。
とりわけ、最初のシステム構築段階で適切な情報提供がなされることが大切と考えます。
みのたけISOコンサルが目指す支援
- 従業員が主体的に運用でき、日常業務に溶け込むシステム構築
- 簡素で実践的な文書化
- 認証取得後の維持管理の負担を考慮
- コストとリソースの節約
- 企業規模や実態に合わせた柔軟な対応
みのたけISOコンサルが目指すISOコンサルティング
1. 従業員が主体的に運用でき、日常業務に溶け込むシステム構築
従業員が実際に自分事として取り組めるようなISOのシステムを作ります。業務の中で自然に運用され、品質管理が業務の一部として根付くよう支援します。
2. 簡素で実践的な文書化
ISOの導入で求められる文書化はしばしば複雑になりがちですが、みのたけISOコンサルでは、実際の業務に即したシンプルで使いやすい文書と帳票類を作成します。従業員が活用しやすく、運用に負担がかからないよう設計します。
3. 認証取得後の維持管理の負担を考慮
ISO認証の取得だけではなく、その後の継続可能な運用を見据えます。認証取得後の維持管理にかかる負担を最小限に抑え、定期的なレビューや改善の仕組みを組み込むことで、日々の運用がスムーズに進むよう支援します。
4. コストとリソースの節約
限られた人材や予算を最大限に活かすため、コストパフォーマンスを重視したサポートを提供します。無駄なリソース投入を避け、効果的に進められるプロセスを提案し、企業が最小のコストで最大の効果を得られるようにします。
5. 企業規模や実態に合わせた柔軟な対応
すべての企業に一律のアプローチを取るのではなく、企業の規模や現状の体制に合わせて最適なISO導入の計画を作成し提案します。特に、小規模から中堅企業においても、経営資源に配慮し無理なく進められる計画を精緻に作成いたします。

みのたけISOでも効果がでる理由
簡便な文書や容易な運用を目指す”みのたけISO”ですが、きちんとマネジメントシステムとして運用することで十分に効果を見込むことができます。このことをご理解いただくために、最近のISO9001の様子を説明いたします。
ISO9001は、品質管理の国際規格として多くの企業に導入されていますが、現在の規格は以前と比べて大きな変化があります。最近のISOの現状について、その特徴やポイントを以下にまとめました。
最近のISOの特徴
- 書類偏重ではない
以前のISOは書類作成が中心でしたが、現在は実務に即した規格となり、取り組みに見合った効果を得やすくなっています。
- 現在の業務スタイルを活かせる
品質に問題がない企業であれば、大幅な業務変更をせずにISO認証を取得することが可能です。
留意すべき点
- 認証取得を目的とした取り組みはNG
認証をゴールにすると、後で維持が難しくなり、追加の手間がかかる場合があります。認証取得はあくまで「手段」と考えることが重要です。 - 自己適合宣言という選択肢もある
認証を受けなくても、ISOの枠組みに準拠することで効果を享受できます。また、「自己適合宣言」によって、独自にISO基準への適合を示すことも可能です。
企業にとってのISOの価値
- 品質と業務プロセスの改善
ISOのフレームワークに沿うことで、業務の効率化や品質向上を図れます。 - 顧客満足度の向上と信頼性の強化
ISO認証やその取り組みを通じて、顧客や取引先からの信頼を得やすくなります。 - 柔軟な選択肢
認証取得だけでなく、運用効果を得る方法は複数あり、企業の状況や目的に合わせた対応が可能です。
このように、ISO9001の規格自体が、ミニマムスタートから開始して、その後、PDCAを継続することで会社の成熟を高めていくことができる仕組みになっているのです。それぞれの企業に合った形で取り組むことで、長期的なメリットを享受できるでしょう。また、「認証取得」によって、取引先や市場からの信頼を得るという効果が得られますが、認証を取得しなくても企業の成長や競争力向上のために有効なとても洗練されたツールであるといえます。

みのたけISO構築のために
身の丈にあったISOを構築するために必要なポイントを以下に挙げます。本サービスを提供する上での基本的な考え方となります。
ミニマムから始める
ISOの要求事項をしっかりと理解して、まずは必要以上のルールを作らないシンプルな仕組みづくりを目指します。
- 初回の認証取得では、必要最小限のルールや手続きを整えることを目標とします。審査員としての実務経験を活かした具体的で実践的なアドバイスを提供します。
- 認証取得後は、PDCAサイクルを回しながら運用を改善し、システムのブラッシュアップを図ることで、さらに効果的なISOシステムを構築していきます。
良い活動の継続
現在行っている良い取り組みはそのまま継続しつつ、将来的に会社の強みとして活かせるよう、さらに見直しを図ります。
- ISOの導入では、会社の内部環境を丁寧に分析します。その過程で、既存の良い活動や会社の強みを効果的に活用し、今後の経営に役立つ計画を立てます。
- 言い換えると、本当に必要な部分だけに集中するために「何が本当に必要か」「どこに注力すべきか」を明確にしていきます。
リソースの捻出
リソース計画を明確に立てることが成功の鍵です。ISOシステムの構築および運用に必要な工数をしっかりと見極め、実現可能な計画を策定します。
- まず、ISO構築に向けた計画段階では、必要な工数を算出し、それに基づいて実行可能で無理のないスケジュールを立てます。
- さらに、システム構築時には、実際の運用で発生する工数を具体的に見積もり、現場で無理なく運用できるルールや仕組みを構築します。実現性を重視し、現場に根付いたシステムづくりを目指します。

事業所概要
名称 | 森田経営診断サービス |
創業 | 2014年11月(平成26年11月) |
代表者 | 森田 康之 中小企業診断士 ISO9001審査員 ISO14001審査員補 |
Webサイト | https://www.mmci.jp |
事業内容 | 経営改善・組織改革、研修・人材育成 ISO9001認証取得の支援 BCP策定支援 |
住所 | 札幌市中央区北5条西23丁目1番10 |
代表プロフィール
大学で化学工学を専攻し、卒業後、家電メーカーや半導体製造装置メーカーでマーケティング・製品開発を担当。退職後、中小企業診断士として経営コンサルティングの活動を開始。
北海道の地域産業の調査研究、小売・卸売業・飲食店などの経営支援、商店街の活性化に従事。ISO9001審査員、ISO14001審査員補。
多面的な状況把握からファクトを積み上げ、効果的な打ち手を導くよう心がけています。
